染谷諒さんが電気学会学術奨励賞を受賞しました。

染谷君は,プラズマ中のイオンの流速ベクトルとイオン温度の1次元分布をわずか2本のガラス管の挿入で計測できる4方向受光型ドップラー分光プローブアレイを開発しました。2本のガラス管内で互いに対抗する位置に設置された光ファイバー対が,同じプラズマ体積のライン光を計測し,そのドップラーシストからイオン流速,ドップラー幅からイオン温度を計測するもので,プラズマへの擾乱の少なさと1次元分布が計測できる点で画期的です。実際に,合体する2個のトカマクプラズマの境界面に発生する磁気リコネクションが作るアウトフローのイオン流速が理論予測のポロイダルアルベーン速度の4割程度であることを見出し,プラズマ物理の面からも興味深い成果をあげており, 今回の受賞の運びとなりました。