入試・進学

■今年度はZOOMも活用して説明会・見学を随時開催。

研究室は本郷、柏にほぼ同規模の大型装置を持ち、学生は各自の希望と研究テーマに従ってどちらかのキャンパスに机を持ってきましたが,今後数年間は高磁場合体加熱によるコンパクト核融合炉の開発に大型予算が本郷に投入される予定なので,多くの院生が本郷中心に活動します。自分の希望に合った研究室がどうか適切な判断をしていただくため、見学を勧めていますが,コロナウィルス蔓延も長期化しています。そこで,ZOOMでの進学相談,および感染対策を行った上での大型実験設備を含めた研究室見学を併用したいと思います。随時、受け付けますので、小野までメールで連絡を御願いします。

小野靖研究室には,新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻と,定員は少めですが工学系研究科電気系工学専攻の両方から入学することができます。2021年も先端エネルギー専攻の入試説明会が、コロナウィルスの蔓延によりオンライン実施になりつつあります。そこで個別に、ZOOM を用いたオンライン進学相談,研究室紹介を随時行なう体制をとることとします。

小野靖:ono@k.u-tokyo.ac.jp

■学生諸君へのメッセージ

大切にしている点は、「オリジナルな研究」(オリジナリティー)を「他人に先駆けて」(一番最初であること)、「ものにすること」です。「学術性が高 い」(学問の本質に近い)ことも重要です。自ら調べ、考えて行動できる人、プラズマ研究者を目指す人を特に歓迎します。

学生はどんどん海外の学会に参加 し、米国Princeton大学,英国Culham研究所・トカマクエナジー研究所等の海外研究機関と共同実験を行うのが特徴です。特に海外留学を推奨しており、世界の研究者と対 等に渡り合う国際競争力ある人材の育成に努めています。

08年から国際熱核融合炉計画に必要な国際競争力ある研究者の育成のため、「核融合コース」を設立 し、2010年からは国際COEによる合体プラズマ分野の学生・若手の海外派遣プログラム:「自由な留学」計画をスタートさせ,現在,研究室の博士学生のほとんどが留学の機会を得ています。2014年9月からは,さらに東大・プリンストン大学研究教育プログラムがはじまり,プラズマ・核融合分野のプリンストン大学の留学が容易になります。2019年からは,英国オクスフォードのベンチャー企業で合体加熱による核融合炉点火の実験がはじまり,既に多くの学生を派遣しています。2020年はコロナウィルスの蔓延により,英国オクスフォードやプリンストン大学との国際共同研究・サマースクールは一時休止せざるを得ませんでしたが,2023年夏は,3年ぶりに相互派遣が再開されます。